出荷を待つ「多伎いちじく」=2024年8月26日午前11時0分、島根県出雲市多伎町小田、垣花昌弘撮影

 島根県出雲市多伎町の特産「多伎いちじく」をPRする出発式が26日、地元の集荷場であり、イチジクを積んだトラックをJA関係者や生産者らが見送った。出荷は7月末から始まっており、10月末まで続く。

 JAしまね出雲地区本部によると、多伎いちじくは酸味が少なく甘みが強いのが特徴で、77人が15.3ヘクタールで栽培している。

 今年は梅雨以降の雨不足から小ぶりが中心だが、甘みはしっかりあるという。カメムシの被害も限定的だった。多伎いちじく生産部会長の立脇渉さん(70)は「今シーズンも安全・安心なおいしい多伎いちじくをたくさん提供できると思う」とあいさつした。

 今年は加工用を含め、110トンを出荷し、8500万円の販売高を目指す。(垣花昌弘)

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