アイドルグループ「嵐」のメンバー、二宮和也さんが自身の考えを語りおろした初めての新書「独断と偏見」（集英社）が、17日に出版される。性加害問題を起こした旧ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏に「謝ってもらいたい」などと語っている。
二宮さんは、旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、2023年10月に事務所から個人として独立して活動を始めた。刊行される新書は24年3月から12月、10個の四字熟語をもとに、100の問いに答えた内容をまとめたもので、新しい環境での仕事への向き合い方や、「嵐」への思いなどについても語り下ろした。
その中で、「いま、いちばん会ってみたい人は? その人から何を聞き、何を得たい?」という問いに、二宮さんは「ジャニー。ジャニー喜多川に、誠心誠意をこめて謝ってもらいたい。自分が大事にしていた事務所、自分の居場所を奪ったことに対して謝ってもらいたいと思っている」とした。
性加害問題に関する自身の認識には直接言及していないが「被害の事実がある以上、ジャニーズという名前をなくすことに異論の余地はないし、それだけですべてが片づくわけでもない」などとしている。
刊行前の取材会で二宮さんは、ジャニー氏の名前を出した理由について、こう語った。
「やはりこの本を作るきっか…
