悲願のアジア制覇へ。
サッカーの川崎フロンターレが、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)にかけてきた思いを象徴するような数字がある。
125%。
ACLEのホーム戦観客数の前回比だ。
大会方式と名称が変わる前の前回大会では1試合平均9957人。今季は1万2483人に増えた。
1次リーグとホーム・アンド・アウェー方式だった決勝トーナメント1回戦まで、計5戦あったホーム戦で4勝。選手たちは青く染まったスタジアムからの大声援を後押しに勝利を重ね、昨季たどり着けなかった準々決勝に駒を進めた。
過去10度挑戦し、最高成績は8強。アジアのタイトルは、J1を5年で4度制した黄金期でさえ届いていなかった。
J1のリーグ戦に比べると、ホーム戦で空席が目立つ。ピッチ外でも苦戦していた。
昨年2月。16強で敗退した…