【神奈川】川崎市教育委員会は、来年度採用分の市立学校の教員採用試験を秋にも実施する。教員不足に対応し、優れた人材を確保するためとし、通常の夏の試験に加えて行うのは初めてという。
市教委によると、今年度当初の4月5日時点で市立学校で不足している教員数は131・5人。来年度採用予定分のこの夏の応募者は約1千人で、昨年と比べ約200人減っている。
募集は、一般選考と、国公立学校での正規教員や川崎市立学校での非常勤講師を経験した人などを対象にした特別選考A、川崎市外の国公立学校で正規教員として一定期間勤務している現職の人を対象とした特別選考Bを合わせ、小学校で50人程度。
また、川崎市立学校の正規教員を一定期間経験し現在は離職している人を対象にした特別選考Cでは、小学校、中学校・高校、特別支援学校で計10~30人程度としている。
特別選考Bと同Cは、第1次試験(筆記試験)が免除される。
受付期間は8月6日~9月24日。問い合わせは市教委教職員人事課(044・200・2885)。(稲石俊章)