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香辛子を収穫する木下さん。オレンジと赤の2種類がある=2024年9月3日午前9時14分、川崎市麻生区千代ケ丘1丁目、大倉具視撮影

 【神奈川】川崎市麻生区千代ケ丘1丁目の木下順一さん(45)の農園で、川崎生まれのハーブペッパー「香辛子(こうがらし)」の収穫が盛りを迎えている。

 香辛子は2018年、市内にある味の素の研究所が開発。辛みが少なくフルーティーな香りが特徴で、JAセレサ川崎などがPRに力を入れている。

 木下さんはJAに出荷する約20の栽培農家の第一人者だ。19年の試験栽培から協力。茎が柔らかく倒伏しがちだが、肥料にケイ酸を入れて強度を高めるなど工夫を重ねてきた。今年は約2アールで168株を栽培している。

 「今年は高温のためカメムシが多かったが、生育は順調。油と相性が良いので炒め物などにして味わって欲しい」と話す。JAの直売所「セレサモス」宮前店で16日まで香辛子フェアが開かれており、木下さんも出荷予定だ。(大島具視)

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