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松浦真由美校長(右)から卒業証書を受け取る卒業生=三重県名張市百合が丘西5番町

 三重県名張市の市立看護専門学校(百合が丘西5番町)で3日、卒業式があった。18人が医療の現場へと巣立っていった。

 卒業生は女性17人、男性1人。保護者や来賓ら約80人が出席する中、松浦真由美校長は一人ひとりに卒業証書を手渡した後、「どんなに仕事ができても最後(に問われるの)は人間性。相手の立場に立って考えて」とあいさつ。北川裕之市長は、あせらないことや、患者の心に寄り添うことに加え、「皆さん自身が健康でないといけない。体調管理やリフレッシュをして仕事を続けて」と求めた。

 卒業生代表として答辞を述べた梅本麻瑚(まこ)さん(21)は「知識が増えるほど責任の重さを感じた。患者様が未熟な私たちを受け入れ、エールを送ってくれた」と振り返り、「がむしゃらに頑張り、受けた愛や優しさを患者様や地域に注いでいく」と力を込めた。

 卒業生は24日の国家試験の結果発表を経て、10人が市立病院へ、8人が県内外の医療機関に進む。

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