Smiley face
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リーグ優勝を決め、笑顔で引き揚げる巨人の阿部慎之助監督=林敏行撮影
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(28日、プロ野球 読売ジャイアンツ8―1広島東洋カープ)

 プロ野球セ・リーグは28日、読売ジャイアンツ(巨人)が4年ぶり39度目の優勝を決めた。1リーグ時代を含めると48度目。今季141試合目で、大混戦のセ・リーグを制した。

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 優勝へのマジックナンバーを1として迎えたこの日、引き分け以上で優勝が決まる巨人は、マツダスタジアムで広島に打ち勝った。

 阿部慎之助監督は守備中心の野球で手堅くチームをまとめ、就任1年目でリーグ優勝に導いた。

 巨人が抜け出したのは9月だ。

 5日に広島と入れ替わって首位に立つと、10日からの広島との首位攻防戦で3連勝し、勢いに乗った。

 18日にDeNAと引き分け、残り11試合でマジック9が点灯。ライバルが阪神に絞られた中、22、23日の直接対決2連戦を1勝1敗で乗り切り、優勝へ大きく前進した。

 今季は投手陣が奮闘した。エースの戸郷翔征、34歳の菅野智之、4年目の山崎伊織ら先発投手陣が開幕から安定感を発揮した。救援陣では船迫大雅、高梨雄平、ケラー、バルドナード、大勢といったピッチングスタイルの異なる投手が役割を果たした。

 打線はシーズン序盤は低迷したが、5月にヘルナンデスが加入してからは徐々に上向きになった。4番岡本和真や丸佳浩ら実績ある選手に加え、終盤は19歳の浅野翔吾らが台頭して活躍した。

 日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)は、リーグ2位と3位が対戦する第1ステージ(S)が10月12日に開幕。巨人が1勝のアドバンテージを持つ最終Sは同16日に始まる。

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