プロ野球・巨人の坂本勇人選手(36)が東京国税局の税務調査を受け、2022年までの3年間で約2億4千万円の申告漏れを指摘されたことが関係者への取材でわかった。
悪質ではないとして重加算税は課されていない。過少申告加算税を含む追徴税額は約1億円で、修正申告したという。
関係者によると、坂本選手は料亭やクラブでの飲食代などを必要経費に含めて計上し、年俸などの収入から差し引いて所得税の確定申告をしていた。国税局は、「収入を得るために直接必要」な支出にあたらないと判断した約2億4千万円について申告漏れを指摘した。
巨人の広報は取材に「従来認められていた自主トレなどの費用も含めて否認されたが、税務署の指示に従って申告し納税した」とコメントした。
坂本選手は07年に入団し、通算安打数は現役選手最多の2415(3月31日現在)。推定年俸は5億円。