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大阪市役所に設置されていたミャクミャクの大型モニュメント。見納めになったこの日、多くの人に見守られながら「引っ越し」作業が進んでいた=2025年7月29日午後7時37分、大阪市北区、村井隼人撮影
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 2023年12月から大阪市役所前で大阪・関西万博のPRをしてきた公式キャラクター「ミャクミャク」の大型モニュメントが30日、万博会場西エリアの「風の広場」に移設された。寝そべって手を振る、愛くるしい姿に早くも人気撮影スポットとなっている。

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 万博会場内の大型モニュメントはこれで3体目。すでに設置されているお辞儀する姿と、立ち上がる姿の2体のモニュメント前は、写真撮影を待つ人で連日、長蛇の列ができている。

 大阪府市の万博推進局の担当者は「今回の引っ越しで西エリアを活性化させたい」と狙いを話す。風の広場を含む西エリアは、夢洲駅から最も遠い場所の一つで、大屋根リングからも外れた場所にあり、やや人通りが少ない。

ミャクミャクファンぞくぞく

 新天地でのお披露目には、さっそく歓迎の声が上がった。炎天下の30日、大阪市内から家族5人で訪れた女性はくじでゲットしたばかりのミャクミャクのぬいぐるみを持って、記念撮影した。「西ゲートで警備員の人に『きょうからミャクミャクが近くにいる』と教えてもらいました。初日に撮れてラッキー」

 津市から訪れた歯科衛生士の女性(32)は、帽子からワンピース、インスタントカメラに至るまですべて「ミャクミャクコーデ」。大阪市役所から引っ越してくるとSNSで知り、駆けつけた。「目玉や『寄生する』感じがかわいい。きょうは会場内の3体すべてと記念撮影します」

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