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 北海道で5月中旬から最大震度4を観測する地震が相次いでいる。震源周辺は超巨大地震が発生する可能性が想定され、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象地域にあたる。政府の地震調査委員会は10日、「この規模の地震が多くなっても巨大地震の発生に影響があるものではない」とし、日頃の備えの継続を呼びかけた。

1カ月弱の間に最大震度4が5回発生

 調査委の資料などによると、5月15日に十勝地方中部を震源とするマグニチュード(M)4.7の地震が発生。その後も、十勝地方南部や沖合で地震が続いた。5月31日までに浦河沖、釧路沖などを震源とするM5~6クラスの地震が複数発生。6月2、3日にも十勝沖で立て続けに地震が起きた。

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北海道で続いた最大震度4を観測した地震

 北海道内では1カ月弱の間に最大震度4のやや強い地震を計5回、確認した。気象庁は、震源が離れていることなどから、それぞれの地震に関連はないとしている。

■巨大地震の想定震源域…

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