岩手県

 盛岡市中心部で捕獲されたクマは2日夕、市内の山林に放された。放獣を決めた理由について市は3日、特定の場所に執着した個体ではなく、市街地に迷い込み、さまよっていた個体と判断したから、と説明した。

 市環境部は「特定の場所に執着している個体の場合は放獣以外の方法も考えられる」と説明。放獣場所は公表できないとし、「今回の事案を検証し、どのような対処が適切なのか改めて考えていきたい」とした。

 内舘茂市長は3日の会見で「昨日はクマの命を救ってという内容のメールが4通届いた。被害がなくホッとしている。市民の安全、安心を守れるように対策をとっていきたい」と話した。

 木に登ったクマに向かって吹き矢で麻酔を打って眠らせたのは、獣医師で市動物公園ZOOMO(ズーモ)の辻本恒徳園長だった。内舘市長は「園長はクマに関して県内外で何かあったときにアドバイスしている」と紹介した。

 市環境部によると、市内の出没等件数は2024年度が147件、23年が304件、22年度が132件。捕獲数は24年度30頭、23年度62頭、22年度22頭。

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