紙で配布している市の広報を、AI(人工知能)の力でスマホ向けにビジュアル化――。そんな実証実験を滋賀県長浜市が11月に始める。
市の広報はPDFにしてホームページにも載せているが、スマホであまり見てもらえないのが課題だ。そこで、東京のPR会社と連携することにした。
目を引きやすいイラストや見出しをAIがつけて広報の記事を要約し、デザイナーが確認した「バナー」を制作。市の公式LINEやX(旧ツイッター)で流し、タップを誘う。
今のところ、4万3300部を発行する紙の広報をやめる予定はないが、浅見宣義市長は「紙を手にしていなくても、いつでも見られる。若い世代に刺さってほしい」とアピールする。