大阪府寝屋川市が、転入届や婚姻届の申請窓口などがあった市役所本館1階を市民向けの自習スペースとして活用している。来年3月までの期間限定で、市役所のしつらえそのままの空間で勉強に励むことができる。
申請窓口は5月上旬に京阪電鉄寝屋川市駅前にできた新庁舎「市サービスゲート」に移った。市はコストをかけずに余った空間を活用する方法を検討。「総合窓口」「証明書の発行」などの案内板や窓口カウンター、職員の事務机などを残したまま、70席の自習スペースにした。
市内在住や在学、在勤の人が年末年始を除いた午前9時から午後8時まで利用できる。市資産管理課の焼野（やけの）倫太朗課長は「窓口は市民が安心して手続きできるように仕切りが多い。集中できるはずです」と話した。
