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武将山(手前)を寄り切りで破った獅司=日吉健吾撮影
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 3大関が初日に続きそろって安泰。豊昇龍は小結若元春を圧倒し、琴桜は平戸海を、大の里は王鵬を危なげなく下した。大栄翔と霧島の両関脇は平幕に敗れ、霧島は2連敗となった。新入幕の獅司(しし)は2連勝を飾った。

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新入幕で2連勝、懸賞金ゲット

 突きを耐え、獅司が逆襲。長い左腕で上手をつかみ、体を密着させて寄り切った。「良かったです」。3本分の懸賞金は、故郷ウクライナに住む「ママ」に送るという。

 相撲の国際大会で活躍し、2020年春場所、23歳で初土俵を踏んだ。193センチ、170キロ超の体は幕内でも映える。

 十両だった直近2場所で11勝、9勝。師匠の雷親方(元小結垣添)を驚かせたのが取り口の変化だ。元々は右四つ。右腕を相手の脇に差し、上手を左腕で取る。最近、逆の左四つが増えた。

 師匠は教えていない。本人に…

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