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幅広い視野をもつ人材を育成するため連携協定を結んだ奈良先端科学技術大学院大の塩崎一裕学長(左)と同志社女子大の小崎真学長=2024年6月27日、奈良県生駒市高山町の奈良先端大、伊藤誠撮影

 奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)と、京都の同志社女子大が27日、幅広い視野をもつ次世代の女性リーダーを育成しようと、包括連携協定を結んだ。共同研究や学生の交流をすすめる。2026年度からは同志社女子大の学生を対象とした奈良先端大への推薦入学も新たに実施する予定という。

 同志社女子大は京都市内のほか、奈良先端大と同じ「けいはんな学研都市」に含まれる京都府京田辺市にキャンパスがある。6学部のうち薬学部や看護学部など4学部が京田辺にある。

 奈良先端大の塩崎一裕学長はこの日の調印式で、学生の約25%を占める女性の割合を今後30%に増やす方針を掲げ、「推薦入学制度はこの目標を後押しするものだ」と話した。26年春の入学生から実施する予定で、学部は理系に限定せず、「意欲」を重視するという。

 また、同志社女子大の小崎真学長は、「連携協定が教育研究にとって大きな刺激となり、学生の選択肢も広がる」と歓迎した。(伊藤誠)

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