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開幕戦のくじを引いた創成館(長崎)の下川輝主将(左)と小松大谷(石川)の田西称主将=バーチャル高校野球提供

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は、5日の開会式後に行われる開幕試合の組み合わせを決めるオンライン抽選会が1日にあり、創成館(長崎)―小松大谷(石川)に決まった。

 今大会は、日中の暑い時間帯を避けて試合を午前と夕方に分けて実施する「2部制」の日程を拡大。大会第1日は開会式を午後4時から行い、5時半から1試合を行う。

 この日のオンライン抽選会には49代表の主将が参加。一塁側の「1A」と三塁側の「1B」の2枚と47枚の空くじが用意され、北北海道代表の旭川志峯から順に希望するくじの番号を選んだ。

 抽選開始から12分後の午後6時51分。21番目にくじを選んだ小松大谷の田西(たさい)称(とな)主将がまず「1B」を引き当てた。その12分後の午後7時3分、創成館の下川輝(ひかり)主将が「1A」を当てた。

 決定後のインタビューで、下川主将は「早く試合をしたいなという気持ちもあった。粘り強い野球を全国に見せられたらいい」。対する田西主将は「まさか自分が引くと思っていなくて」と苦笑いしつつ、「開幕戦にふさわしい、全力プレーで戦っていきたい」と語った。

 残りの組み合わせを決める抽選会は3日、大阪市のフェスティバルホールで行われる。抽選会の2日後に開幕を迎えることから、選手たちの調整や応援団などの準備に配慮し、開幕試合の組み合わせを早く決めた。

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