大学生らによる太佐山高射砲陣地跡での撮影=2025年7月19日午前9時9分、愛知県東海市提供

 戦後80年の節目を迎え、愛知県東海市は、大学生らによる戦争についての映像制作や、戦争に関する映画を上映するなど、平和の尊さを伝える事業を展開する。

 映像制作のワークショップには、大学生12人と高校生4人が参加。7月に市内在住の元特攻隊通信兵へのインタビューや太佐山高射砲陣地跡の撮影などをした。編集作業をし、10分程度の作品に仕上げ、今月24日に市創造の杜(もり)交流館で発表し、意見交換会も開く。

 また同館では23日と24日、映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(2023年公開)と、「ぞう列車がやってきた」(1992年公開)を上映する。定員はともに約100人。入場無料。

 戦時中の名古屋を舞台にした漫画「あとかたの街」(14年発売)の複製の原画展(15枚程度を展示)も、7日まで中央図書館で、8~14日にはしあわせ村ギャラリーなど、24日まで市内計4カ所で順次開催する。同じ会場で、恒例の原爆に関するパネル・ポスター展もある。戦争を語り継ぐ会による「朗読劇 この子たちの夏」も23日に創造の杜交流館である。詳しくは、市のウェブサイトへ。

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