平和記念資料館の入館者の推移

 広島平和文化センターは16日、広島平和記念資料館(広島市中区)の2024年度の総入館者数が15日時点で200万人台に達したと発表した。1955年8月の開館以降で初めてとなる。

 センターによると、15日の閉館時点で200万3718人となったという。9日には入館者数が198万3983人となり、23年度に続いて過去最多を更新していた。センターは、不安定な世界情勢を受けた平和への関心の高まりや、円安による外国人旅行者数の増加が影響したとみている。

 3月中旬には、開館からの累計入館者数が8千万人に到達する見込みだという。市は入館者増を受けた館内の混雑対策を進めており、25年度には同館の東館地下に修学旅行生らを対象にした新たな展示を整備する方針だ。

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