2026年春夏の新作を発表するパリ・メンズファッションウィーク（パリ・メンズコレクション）が24日、フランス・パリで始まった。世界各国から70のブランドが公式参加し、ショーやプレゼンテーションで新作を発表する。
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【動画】平野紫耀さんも登場。パリ・メンズファッションウィーク＝松沢奈々子撮影
ルイ・ヴィトン
初日に開かれた「ルイ・ヴィトン」のショーは、文化施設ポンピドゥー・センター前に特設会場を設け、国内外から多くのセレブリティーが訪れた。日本からはアンバサダーを務めるアイドルグループ・Number_iの平野紫耀さんやNCT127のYUTAさんらが参加。ショー前にはGOT7のジャクソン・ワンさんと3人で談笑したり、ポーズを決めたりするなど和やかな時間を過ごしていた。ショーが始まる直前には、米歌手ビヨンセさんとJay-Zさん夫妻が登場し、会場をわかせた。
クリエーティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスは今季、「パリからインドへ」と銘打ち、現代のインドの仕立てがもたらす影響を照らし出したという。テーラードジャケットとショートパンツの組み合わせなど、紳士的でありながら軽やかなルックが目立った。
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サンローラン
同日には、サンローランがメンズでは久しぶりとなるショーを開いた。会場は安藤忠雄氏が手がけた現代美術館ブルス・ドゥ・コメルス。磁器のボウルが絶え間なく水の上をたゆたうインスタレーションを囲むように、モデルたちが歩いた。ブラウンのジャケットに合わせたのは淡いオレンジ色のセットアップ。ショートパンツが全体のかっちりとした印象をほどよく中和していた。
オーラリー
オーラリーもショートパンツを多用したスタイリングを見せた。ミントグリーンやバターイエローの明るい色合わせが春夏らしくさわやか。
キディル
キディルは猫をモチーフに、花柄やチェック柄を織り交ぜた服の数々を披露し、独自の世界観を演出した。
シュタイン
開幕に先駆けて、先シーズンに続いて「ファッション・プライズ・オブ・トウキョウ2025」を受賞した「シュタイン」による非公式のショーもあった。
新作はフィルターを通じて見たニュアンスのある色合いや、微妙なディテールを表現したという。「ミニマルだけど自然体で、どこかエレガントな服を届けたかった」とデザイナーの浅川喜一朗。水色や赤、ミントグリーンを差し色に、カシミヤの薄手ニットなどを重ねたスタイリングが軽やかだった。
期間は29日までの6日間。日本からは「コムデギャルソン」や「ヨウジヤマモト」「メゾンミハラヤスヒロ」など計14の人気ブランドが公式参加する。
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