2025年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の改定値は、物価変動の影響を除いた実質値で、直前の四半期(1~3月期)と比べ0.5%増えた。内閣府が8日、2次速報値を発表した。この状態が1年続くと仮定した年率換算では2.2%増で、8月15日公表の1次速報値(1.0%増)から、上方修正された。
1次速報の発表後に追加・改訂された基礎統計のデータを反映した。実質成長率は、昨年7~9月期(年率2.3%増)以来の高さになった。プラス成長は5四半期連続。
GDPの5割超を占める個人消費は前期比0.4%増で、1次速報値(0.2%増)から引き上げられた。外食やゲームソフトが上方修正に寄与したという。個人消費は昨年10~12月期以降、ほぼ横ばいの状態が続いていたが、やや持ち直したかたちだ。
設備投資は0.6%増で、1…