行方不明だった「夜見ケ浜人」の骨。旧石器時代人なのかどうか、これから鑑定が始まる=長崎潤一・早稲田大教授提供

 我々の祖先が日本列島にやってきたのは旧石器時代、4万年ほど前ともいう。彼らがどんな人類だったのか、その探究には古人骨が最も有効だが、本土には資料がほとんどなく行き詰まり感も強い。ところが最近、資料の再発見や再検討が続き、新たな展開への兆しも見える。

 人類の系譜を骨などから探る自然人類学ではいま…

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