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 スマートフォンのゲームアプリで使うアイテムなどを、ウェブサイトを通じて販売する「アプリ外課金」が広がっている。アプリ内で売るよりもゲーム会社が負担する決済手数料が低いのが特徴で、ゲーム会社の収入が増え、利用者もお得な条件で買える。デジタル市場の活性化を目指す政府の新法も後押しする。

 「ゲーム内価格の最大10%オフ」「ゲーム内よりダイヤ5%増量」。スマホのアプリゲームのタイトルが並んだサイトに、こんな宣伝文句がおどる。このサイト経由なら、アプリ内よりお得にアイテムが買えるという。

 サイトの名前は「アプリペイ(AppPay)」。6月に運営を始めたのは、IT大手のデジタルガレージ(DG)だ。

 アプリゲームはアップルやグーグルが運営する「アプリストア」を通じて配信されている。利用者はアイテムをアプリ内で購入する場合が多い。その際、ゲーム会社はアップルやグーグルに最大30%の決済手数料を支払う必要がある。

 ゲーム会社にとって、手数料…

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