「OK!!広島」ラッピング電車の出発式に参加した飲食関係者ら。側面に奥田民生さんの顔が施されている=2025年9月1日午前11時48分、広島県廿日市市宮島口1丁目、武田肇撮影

 ともに広島出身のミュージシャン、奥田民生さんと吉川晃司さんの顔を大きく施したラッピング電車が、1日から広島電鉄の広島駅―広電宮島口間で運行を始めた。広島の食の魅力を全国へ発信する県のプロジェクト「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」の一環で、来年3月末までほぼ毎日5~6往復する。

 2人がプロジェクトの応援団長を務めることから、県と広電が共同で企画。電車の側面には広島出身のスター2人の顔とともに、お好み焼きやコウネ(牛肉の肩バラ肉)、ウニホーレン(「うに」と「ほうれん草」を組み合わせた鉄板料理)など、広島名物の料理の写真がラッピングされている。

 目玉は奥田さんと吉川さんの広島弁を交えた限定車内放送。吉川さんが「広島によーきてくれちゃったねー」、奥田さんは「ぶちうまいもんがようけあるけえ」などと軽妙に語る。

 同日、広電宮島口(廿日市市)で飲食業者を招いた出発式があり、広電の市川恭子・地域共創事業部長は「コアなファンにも楽しんでもらえるはず」とアピールしていた。

共有
Exit mobile version