第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する広島商の選手らは準々決勝を控えた25日、兵庫県西宮市の練習場で正午前から練習に励んだ。23年ぶりの準々決勝に臨む広島商は大会第9日の26日第3試合(午後1時半開始予定)で、智弁和歌山と対戦する。
選手らは2時間の練習で、時折笑顔を見せながら集中した様子で取り組んだ。打撃練習では低く強い打球を心がけ、守備の連係も確認した。
2回戦の東洋大姫路(兵庫)戦で3安打と活躍した4番の名越貴徳選手(2年)は、打撃フォームを念入りに確認。荒谷忠勝監督から力を抜いて打つようアドバイスされ、体の使い方を意識しながら素振りをした。「低めの球はしっかり振り、高めの球は上からたたくことを意識した。チームの流れを変える一打を打ちたい」と意気込みを語った。
荒谷監督は智弁和歌山の印象について「二遊間などにしっかり守れる選手がいる。エースは低めのコントロールが良いが、今までと変わらず、やるべきことをしっかりやってチャレンジしたい」と話した。