広島商は第97回選抜高校野球大会第4日の21日第1試合(午前9時開始予定)で21世紀枠の横浜清陵(神奈川)と対戦する。初戦を前に広島商の荒谷忠勝監督(48)と横浜清陵の野原慎太郎監督(42)が対談し、互いの印象や勝負どころを語った。
――相手校の印象は。
荒谷監督 全員守備、全員攻撃というテーマでやっている。組織力という点で、似たようなチームづくりをしている。
野原監督 能力の高い選手が一つの野球を徹底して作っていく、隙のないチーム。
――自チームのキーマンは。
荒谷監督 投手を今回4人入れている。4人がどういうピッチングをするかが一つのポイント。
野原監督 ぬきんでた選手がいないので、全員がキーマンになってくれないといけない。
――勝敗のポイントは。
荒谷監督 自分たちのペースでいかなかった時のリスクマネジメントの部分だ。
野原監督 ミスは出ると思うが、連鎖しないようにすること。
――自チームの強みは。
荒谷監督 一人ひとりの役割を理解した上で自分たちのやるべきことをしっかりやれること。
野原監督 力がないことは自覚している。1人では話にならないので、みんなでつながりながら攻撃して守る献身的なところ。
――試合に向けての意気込みは。
荒谷監督 一戦必勝でベストを尽くせるように、よい準備をするだけ。
野原監督 ぎりぎりまで成長できると思っている。残りの期間も自分たちのやれることを増やして、当日を迎えたい。