広島県

 広島県は8月28日、今年度の国の学校基本調査(速報)の県内分をまとめ、公表した。小学校の児童数、中学校の生徒数ともに過去最少を更新し、小学校は6年連続で、中学校は3年連続での減少となった。

 調査では、大学や短大、高専を除いた、国公私立の学校数や在籍者数について、5月1日現在の状況を調べた。

 小学校は前年度から6校減り457校だった。児童数は13万8461人で、前年度から3487人(2・5%)減った。中学校も1校減って260校で、生徒数は7万4356人。前年度から553人(0・7%)減った。

 高校は2校減の131校だったものの、生徒数は7万501人と前年度から217人(0・3%)増え、2年連続で増加した。全日制で258人、定時制で20人減少した一方、通信制で495人増となった。

 このほか、義務教育学校は1校増えて8校となり、2462人。前年度から97人(4・1%)増えた。特別支援学校は1校増えて19校で、2941人。前年度から108人(3・8%)増えた。いずれも過去最多となり、4年続けての増加となった。

 また、幼稚園から幼保連携型の認定こども園への移行が進む傾向も続いている。幼稚園は前年度より8園減の200園となり、園児数は1万5029人。前年度から1603人(9・6%)減り、12年連続の減少となった。

 一方、幼保連携型の認定こども園は7園増の176園。園児数は2万1265人で、前年度から179人(0・8%)増え、過去最多を更新した。(興野優平)

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