広島電鉄は8月3日の駅前大橋ルート開通を前に、乗務員の制服を30年ぶりに新しくし、報道陣に公開した。コンセプトは「Change for Sustainability」。会社の歴史と伝統を重んじつつ、時代の変化に柔軟に対応する姿勢を表現したという。着用は8月1日から。
基調をダークグリーンからダークグレーに変更。電車とバスで異なっていた制服を統一し、男女ともにパンツスタイルとした。夏の暑さ対策として着用ルールも緩和し、帽子やネクタイは任意に。革靴以外の暗色系のスニーカーなども履けるようになった。
路面電車やバスの乗務員有志による改善策を反映したという。「クリーニングに出すのが手間」との声を受け、ジャケットや帽子も含め全てを自宅で洗えるものにした。
人事課事務局の奥田雅さん(45)は「社員の働きやすさ向上のため、伸縮性や通気性も意識した。新制服が仕事へのモチベーションのひとつになれば」と話した。