JR広島駅ビル2階に乗り入れる広島電鉄の「駅前大橋ルート」が8月3日に開通するのを前に、同社はダイヤの改正を発表した。市中心部へのアクセス向上のため、広島駅発着のラッシュ時間帯の便を6本増やし、創業以来初となる快速列車の実証運行も始める。
増便するのは1号線(広島駅~広島港)と2号線(広島駅~広島宮島口)。1号線は午前7時台に4本、2号線は午後4時~6時台の夕方に2本増やす。1号線は大型車両を10本増やし、126本にする。
快速列車は午前7時台に広島駅発で2便を運行。区間は紙屋町東までで、銀山町、胡町、立町の3駅は通過し、所要時間を1分短縮する。期間は8月4日~12月31日。
広島電鉄の担当者は「通勤、通学で使う人たちの利便性を上げ、利用者を増やしたい」と話す。