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広島駅に乗り入れる「駅前大橋ルート」の高架部=2025年6月1日午前10時47分、広島市南区松原町、相川智撮影
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 JR広島駅ビル2階に乗り入れる広島電鉄の「駅前大橋ルート」の高架部が1日、報道陣に公開された。開通は8月3日の予定。

 公開されたのは、駅前大橋から駅に乗り入れる259メートルの区間。猿猴(えんこう)川をまたぐ高架は、約75メートルの間に3メートル上がる最も急な勾配となる。直下には地下街があるため、一部で発泡スチロールを敷き詰めた構造となっている。また、高架部の壁の内側には、折り鶴をイメージしたデザインが採用されている。

 広電によると、高架部は2022年4月に着工したという。この日、視察した広島市の松井一実市長は「路面電車が新幹線の駅に直結するのは全国でも珍しい。広島の魅力を堪能してもらえる場所になってほしい」などと話した。

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