家宅捜索を受けた翌朝、自宅を出る広瀬めぐみ参院議員=2024年7月31日午前9時16分、東京都文京区、野間あり葉撮影

 詐欺容疑で東京地検特捜部の捜索を受けた広瀬めぐみ参院議員(58)=岩手選挙区、自民党を離党=が15日午前、参院に議員辞職願を提出し、許可された。今年10月に補欠選挙が行われる見通し。

 広瀬氏は2022年12月~23年8月、公設第1秘書の妻を公設第2秘書と届け出たが、勤務実態がなく、計400万円近くの秘書給与を国からだまし取った疑いが持たれている。特捜部は7月、広瀬氏の議員会館の事務所(東京・永田町)や自宅などを捜索していた。広瀬氏は捜索直後に自民を離党した。

 広瀬氏は15日、「秘書給与から資金提供を受けたことは事実であり、軽率な行為だったと反省している。議員としての職責を全うすることは適切ではないと判断した」とのコメントを出した。

 弁護士の広瀬氏は、22年夏の参院選岩手選挙区で、立憲民主党の小沢一郎衆院議員の側近である現職を破り、30年ぶりの自民党の議席獲得で注目を浴びた。

 立憲の泉健太代表は党本部で…

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