【動画】西日本で大雨、新幹線も一時止まる=林敏行撮影、読者提供

雨の影響で新幹線が遅れ、混雑するJR新横浜駅=2024年11月2日午後0時51分、JR新横浜駅、読者提供

 3連休初日となった2日、台風21号から変わった低気圧の影響で、日本列島は広い範囲で大雨となった。JR西日本や東海によると、大雨の影響で、東海道・山陽新幹線の広島―博多間や東京―新大阪間で一時、運転を見合わせるなどダイヤが大きく乱れた。

 気象庁によると、長崎県では2日未明に線状降水帯が発生。24時間降水量では、同県松浦市で378ミリ、福岡市博多区で219.5ミリを観測するなど、西日本を中心に、200以上の観測地点で11月史上1位となり、季節外れの大雨となった。

 同日昼前までの24時間降水量が200ミリを超えた広島市では、2日午前9時半ごろ、安佐南区八木町の住民から「高齢の男性が船を見に行って帰ってこない」と119番通報があった。県警安佐南署と市消防局によると、行方不明になっているのは70代男性。通報の約2時間前に、近くの太田川に係留しているボートを見に家を出たという。県警と市消防局は、男性が大雨で増水した川に流された可能性があるとみて捜索している。

 大阪市東住吉区の長居公園で開かれた全国高校駅伝の大阪府予選では、男子が豪雨のため、レース途中で中止となった。大阪高校体育連盟によると、異例の事態という。

 連盟によると、1区が午後0時半ごろにスタートしたが、午後2時ごろにコースの道路が冠水し、選手のひざぐらいまで水がたまる箇所もあって、中止を判断。別の大会として5日に4区から再開する予定という。

共有
Exit mobile version