広島大会の抽選に臨む生徒たち=2025年6月20日午後1時35分、広島市西区、遠藤花撮影

 第107回全国高校野球選手権広島大会(朝日新聞社、広島県高野連主催)の抽選会が20日にあり、参加85チームの組み合わせが決まった。

 3連覇をめざす広陵は修道―吉田の勝者と初戦で戦う。2年連続準優勝で、今春の選抜大会に出場した広島商は初戦で広と顔を合わせる。今春の県大会で初優勝した英数学館は並木学院―呉の勝者と初戦を迎える。

 大会は7月5日に開会式と開幕試合がマツダスタジアムであり、決勝は同26日に電光石火きんさいスタジアム三次で予定されている。

広島大会の展望(前年優勝校 広陵 前年参加チーム数86)

 昨秋の明治神宮大会で初出場ながら準優勝し、今春の選抜で23年ぶりに8強入りした広島商が軸となる。3年連続の夏の甲子園を狙う広陵、春の県大会で広陵を破って初優勝した英数学館が対抗する。

 広島商の投手陣は、徳永啓人と大宗和響の左右二枚看板に加え、制球力が武器の片岡虎士らがそろう。打線上位には西村銀士、菅太一らが並び、足技や小技を駆使する。

 広陵は制球力の良い柴田翔大と速球派の相原知希を中心に堅守を見せる。英数学館は最速147キロの右腕藤本勇太が、春の県大会全5試合を完投した。秋春の県大会4強の盈進、初の甲子園を狙う尾道も注目だ。

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