広陵高校(広島市)の硬式野球部での暴行事案をめぐり、事案とは関係のない部員を中傷するSNS上での投稿などがあるとして、部員や保護者の代理人弁護士が16日、法的手続きを進める方針を明らかにした。SNSの運営会社に投稿の削除を求め、裁判所に発信者の情報開示を申し立てるという。
同部では、禁止されているカップラーメンを寮で食べたことを理由に、元部員が上級生4人にほおや胸をたたかれるなどの暴行事案があったとして、日本高校野球連盟が今年3月、同部を厳重注意していた。
代理人弁護士によると、法的手続きを進めるのは、この4人とは別の複数の部員やその保護者。「根拠の確認できない発信や拡散は控えてほしい」としている。