来月3日に一般客の利用が始まる広島電鉄の新しい広島駅停留場のホームが18日、報道陣に公開された。四つの路線ごとに乗り場が設けられ、発車時刻や運行情報を確認できる液晶表示板が3カ所に設置された。JR在来線から同じフロアで乗り換えられるようになり、乗り換え時間は約70秒短縮できるという。
広島電鉄の塩田健順(たけのぶ)・駅前プロジェクト推進部長(58)は「駅から市の中心部への利便性が高まる」と期待する。広島電鉄は駅前大橋ルートの開業に向け、運転士の訓練を目的とする試運転を来週までに終えるという。
JR西日本によると、デザインは3月に開業した駅ビル「minamoa」との調和を意識しており、ホームは「上質で明るい空間」をイメージして、温かみのある白いタイルを採用したという。