鉄道利用促進イベント「徳島トレインランド」が1日、徳島駅クレメントプラザ(徳島市寺島本町西1丁目)で始まった。JR四国と徳島県などが、県民に鉄道に関心を持ってもらおうと、初めて開いた。
会場には、鉄道友の会四国支部の会員らによる四国を走る特急や観光列車などの写真約60点と、同プラザがX(旧ツイッター)で募集した県内で撮影された特急などの写真のうち優秀作品10点を展示。中には、今月15日のダイヤ改定で廃止される牟岐線の特急「むろと」の準急、急行時代の貴重な写真もある。県内を走る牟岐、徳島両線の歴史を紹介した年表や、徳島線の特急「剣山」の前身ともいえる急行「よしの川」のヘッドマークなども展示されている。このほか、乗務員や駅員、保線作業員など鉄道の仕事を紹介したパネル8枚も展示された。
徳島市の会社員、古田尚也さん(39)は「5歳の息子が鉄道好きなので一緒に来ました。昔の列車の写真など、徳島の鉄道の歴史がわかり、楽しかった」と話していた。
入場無料、16日まで。8日には鉄道部品の販売など、9日には鉄道模型の展示運転会、15、16日には人気駅弁まつりなどの催しもある。