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自己新で優勝した湯浅仁選手=2025年2月9日午前10時44分、延岡市役所前、星乃勇介撮影

 第63回延岡西日本マラソン(九州陸上競技協会など主催)が9日、延岡市役所前~日向市内往復の42.195キロであった。宮崎市出身の湯浅仁選手(23)=トヨタ自動車=が自己ベストを5分29秒更新し、同マラソン歴代2位の2時間9分43秒で優勝した。

 朝の最低気温は零下4.1度。選手は白い息を吐きながら、一斉にスタートした。30キロを過ぎてペースメーカーが外れた後、先頭集団の駆け引きが激しくなり、32キロ付近で湯浅選手がスパート。後続を引き離し、そのままゴールした。

 湯浅選手は宮崎日大高から中央大に進み、箱根駅伝にも出場。フルマラソンは3回目で、初Vだった。「地元でのレースなので応援の期待にこたえたいと思っていた。想定通りの展開でよかった」と振り返った。

 湯浅選手のタイムは2024年・第62回の伊福陽太選手=早大=の2時間9分26秒に次ぐ歴代2位。

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