Smiley face
写真・図版
再開発事業の建設現場=2024年4月、東京都中央区

 建設業の倒産が増えている。帝国データバンクによると、2024年の倒産件数は1890件で、過去10年で最多だった。建築資材や人件費の高騰などで廃業せざるを得ない企業が増えた。大手企業が経営支援に乗り出す例もある。

 帝国データバンクによると、建設業の倒産は22年以降3年連続で増加。24年に倒産した企業のうち、約9割が従業員10人未満だった。業種別では、大工やとび職などの職別工事業が最も多かった。

 倒産した理由は、資材価格の高騰の影響を受けたり、従業員の退職などで経営が困難になったりしたケースが全体の約2割あった。このほか、コロナ禍に設けられた無担保・無利子でお金を貸す「ゼロゼロ融資」を利用後に倒産した企業も143件あった。

 各地で進む再開発などで建設…

共有