建造中の新しい北極域研究船「みらいⅡ」が19日、横浜市内の造船所で報道陣に初めて公開された。北極海の大気や海洋、海氷などを観測するための船で、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する。地球温暖化による北極の変化を定量的にみることで、地球全体の気候変動の将来予測につなげる。
船体は全長128メートルで、総建造費は339億円。今年から本格的な建造が始まった。
この日は船体の一部が公開された。鉄板の外側にステンレスの板が貼られている場所があり、担当者は「氷と触れる部分に貼っている。摩擦を減らして船にかかる抵抗を和らげるためで、極地用の船の特徴の一つ」と説明した。
9月からはドックに運んで本…