今夏の参院選広島選挙区(改選数2)は、自民新顔の西田英範氏(43)、立憲民主現職の森本真治氏(52)、共産新顔の高見篤己氏(73)、参政新顔の小石美千代氏(56)の4人が立候補を表明している。7月3日公示、同20日投開票が想定されており、各陣営は準備を本格化させている。
「4年たった今も政治とカネ。厳しいご批判を頂く中での選挙になる」。石破茂首相の商品券配布問題が尾を引く4月5日、広島市内であった自民党県連大会で、あいさつした西田氏は危機感を隠さなかった。
6年前の参院選は、自民新顔の河井案里氏と森本氏が当選した。ところが、河井氏は大規模買収事件で有罪が確定して失職。4年前の再選挙で、自民は西田氏を擁立したが、野党が推薦した新顔に小差で敗れた。
その後、西田氏は企業回りな…