浦和実の石戸=滝沢美穂子撮影

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会(前年優勝校 花咲徳栄 前年参加チーム数142)

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 昨秋と今春で県大会4強がすべて入れ替わる混戦のなか、浦和学院が頭一つ抜ける。今春の県大会5試合を9本塁打を含む61安打で圧倒するなど、長打力のある藤井健翔や落合隼飛を中心に打線に切れ目がない。エース岡部修弥や吉井蓮太郎ら投手陣の層も厚い。

 昨夏の埼玉大会を制した花咲徳栄は、秋と春の県大会で2季続けて浦和学院に敗れたが、春は強豪・山村学園にコールド勝ちするなど打撃に迫力がある。

 変則左腕の石戸颯汰を擁し選抜大会4強の浦和実や、田口遼平と増渕隼人の投手二枚看板で関東大会初出場の叡明、昨夏の埼玉大会で準優勝に貢献した強打者の桜井ユウヤがいる昌平も有力だ。

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