Smiley face
  • 写真・図版

 「若手音楽家の登竜門」と呼ばれる第43回飯塚新人音楽コンクール(飯塚文化連盟、朝日新聞社など主催)が3日、飯塚市のイイヅカコスモスコモンで開幕した。ピアノ部門の予選があり、全国各地から参加した29人が演奏した。4日も予選があり、ピアノ部門の本選出場者が決まる。

 最大582人を収容できる中ホールで審査員が耳を澄ませる中、出演者は8分以内という規定のもとで、それぞれ選んだ曲を演奏した。

 北九州市の角田大河(おおが)さん(26)は、ラベルの組曲「夜のガスパール」から「オンディーヌ」を選んだ。「とてもきれいで難易度が高い曲」だ。繊細な弾き方でこそ出せる音をラベルは求めていたのだと感じる。

 小学1年からピアノを始めた…

共有