日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は24日、後祭(あとまつり)の山鉾(やまほこ)巡行がある。華麗な装飾品に彩られた11基の山鉾が烏丸御池から御池通、河原町通、四条通を時計回りに進む。
午前9時半、あらかじめ順番が決まっている「くじ取らず」の橋弁慶山が烏丸御池を出発。「山一番」は役行者(えんのぎょうじゃ)山が担う。京都市役所前で「くじ改め」があり、山鉾が順番通りに進んでいるか確かめる。
河原町御池や四条河原町の交差点では南観音山や北観音山、大船鉾などが「辻回し」をして方向転換する。午前11時20分ごろ、橋弁慶山が四条烏丸に着く予定だ。
23日には役行者山で、本山修験宗の総本山・聖護院(京都市左京区)の山伏たちによる護摩焚(だ)きがあった。役行者山のご神体は修験道の開祖・役行者。約30人の山伏がほら貝の音や読経の声を町内に響かせ、巡行の安全を祈願した。
山鉾巡行の順番
☆は慣例で順番が決まっている「くじ取らず」
(1)☆橋弁慶山(2)☆南観音山(3)役行者山(4)浄妙(じょうみょう)山(5)鯉(こい)山(6)☆北観音山(7)八幡山(8)黒主(くろぬし)山(9)鈴鹿山(10)☆鷹山(11)☆大船鉾