2025年春夏シーズンのミラノ・ファッションウィーク(MFW)は3日目の19日、プラダやエンポリオアルマーニ、マックスマーラなどの有名ブランドが新作を発表した。なかでもプラダには韓国アイドルグループのENHYPENのほかNCTのジェヒョンさん、日本からは俳優の永野芽郁さんがやってきた。

プラダのショーでは今回もENHYPENのメンバーたちが席についた=19日、ミラノ、後藤洋平撮影

マックスマーラ

 この日朝にショーを開催したのは大手のマックスマーラ。午前9時30分の予定で、実際には10時過ぎに始まった。秋冬物では近年、キャメルやアルパカを素材に用いた、もこもこのシルエットの「テディベアコート」が大ヒット中で、春夏シーズンもハイレベルなテーラードや巧みな色使い、軽やかな装いで多くの人から支持を得ている。

マックスマーラ=19日、ミラノ、後藤洋平撮影

 数年前からミュウミュウをはじめ、様々なブランドのショーで、ブルマ風のショーツやレオタードルックが登場しているが、今回マックスマーラがこうしたルックに合わせて印象的だったのは中央に深いスリットが入ったマキシ丈のドレスやスカートだった。

アンテプリマ

 次のショーは午後0時30分から予定されていたアンテプリマ。日本の荻野いづみが創立してデザインを手がけ、1998年からMFWの公式スケジュールで発表するベテランブランドだ。現在もキラキラと光る「ワイヤーバッグ」が若い女性に大人気で再ブレーク中。その勢いは、同社の幹部が「あまりに売れすぎていて怖いくらい」というほどだ。

ランウェーを覆っていたシートをはがすスタッフ=19日午後1時3分、ミラノ、後藤洋平撮影

 ショーが始まったのは午後1時過ぎ。ランウェーを覆うシートをスタッフがはがすと、それが「もうすぐ開始」の合図だ。今回のショーでも、アンテプリマのモデルたちは様々なバッグを持って歩いた。極小サイズのマイクロミニバッグにも存在感がある。

アンテプリマ

■プラダ…

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