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 酷暑が続く中、農作業が進みます。8月11日、埼玉県鴻巣市で30ヘクタールを耕す「みつぎ農園」を訪ねると、水田ではちょうど稲穂が出始めたところでした。

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「にじのきらめき」を植えた水田は、穂が出て、花が開いた直後だった=2025年8月11日午前11時5分、埼玉県鴻巣市

 午前10時、雨がやんだ曇り空に向けて、タンクを搭載したドローンが飛び立った。農園主の三ツ木宏之さん(61)と、操縦パネルを持った長男の佑介さん(27)の2人が見守る。

 ドローンはすうーっと水田の上に進み、液体の農薬を端からくまなくまいていく。害虫、カメムシの防除の作業だ。

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水田の上を飛び、農薬散布をするドローン=2025年8月11日午前10時6分、埼玉県鴻巣市

 カメムシ類のうち、水稲に被害を与える斑点米カメムシ類は、出始めた若い稲穂の汁を吸い、米に黒や茶色の斑点を作ってしまう。中でも大型のイネカメムシの被害を受けると、稲が実らない「不稔(ふねん)」も起きる。

温暖化で増加、被害が拡大

 「イネカメムシなんて、これまで見たことがなかったけれど、昨年からこの辺りでも出るようになってきた」と三ツ木さん。

 イネカメムシの被害は全国的…

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