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浦和実―智弁和歌山 一回裏智弁和歌山2死一塁で山田凜に四球を与えた後、マウンドの投手石戸(左端)の元に集まる浦和実の選手たち=有元愛美子撮影
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 (28日、第97回選抜高校野球大会準決勝 智弁和歌山5―0浦和実)

 浦和実の快進撃が止まった。3試合ぶりにエースの石戸颯汰が先発。味方の適時失策もあり、序盤に5点を奪われる苦しい展開になった。

 「調子自体は悪くなかったと思う。でも、智弁和歌山はスイングの速さが違った」。四回以降は高めをうまく使って飛球を打たせる本来のスタイルで、追加点は許さなかった。

 学校として春夏通じて初の甲子園で、最初の白星を手にしたのは22日。右足を高く振り上げる独特のフォームで遅い球を操る姿は、高校野球ファンの注目の的になった。石戸は「4強に入ったのは胸を張っていいんだと思う。でも、やっぱり悔しい」。

 ●辻川正彦監督(浦和実) 「選手はどんな状況でも諦めずに一生懸命プレーしてくれた。夏は守備100%、バントも100%できるチームになって挑戦したい」

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