終戦の「玉音放送」を聞く、海軍軍需工場に動員された女学生

 終戦から80年が経ち、戦争を知る世代は急速に減っている。

 総務省の人口推計によると、2024年10月現在の戦前・戦中生まれは約1389万人で、総人口の11.2%。近年は1年で約1ポイントずつ割合が減少している。

 人口推計をもとに算出すると、戦前・戦中生まれと戦後生まれの割合が逆転したのは、戦後31年にあたる1976年。戦前・戦中生まれの人は87年に4割、2001年に3割、14年には2割を切った。

 その中でも、軍人として戦場を体験した人は、ごくわずかになった。総務省によると、旧日本軍で一定期間勤務した旧軍人に支給される年金「普通恩給」の受給者数は、今年3月末時点で597人となり、初めて1千人を切った。

戦前生まれと戦後生まれの人口推移

 普通恩給を受給する旧軍人は…

共有
Exit mobile version