こども家庭庁は、若い世代が性別にかかわらず性や妊娠・出産について正しい知識を持ち、健康管理ができるよう「プレコンセプションケア」を推進する。結婚や出産を含めた若年層の将来設計を支援する事業のひとつで、28日には産婦人科医などの専門家による検討会を立ち上げた。今後、情報提供や相談支援のあり方について議論する。
プレコンセプションケアについては、同日の検討会のヒアリングでも当事者である若い世代から「知らなかった」といった意見が出るなど、避妊や性感染症、妊娠・出産に向けた健康管理などについて、正しい知識がなかったり、相談先を知らなかったりする課題が指摘されてきた。
検討会では、医療関係団体などのヒアリングを踏まえ、正しい知識や情報提供、妊娠を希望する人に向けた医療機関などでの相談支援など、課題と方針を整理し「5カ年パッケージ」として策定する方針。
同庁は、今年度補正予算案に…