「性的同意」について、「知らない」「聞いたことがあるが説明はできない」とする高校生が約7割いる――。そんな調査結果を、公益財団法人「プラン・インターナショナル・ジャパン」(東京)とともに活動する若者たちのグループが14日、発表した。同意や人権にもとづいた「包括的性教育」を学校で定着させる必要性を訴えている。
アンケートを実施したのは、任意団体「プラン・ユースグループ」。15歳から24歳のメンバーで構成され、ジェンダー平等などを目指して政策提言や同世代への発信をしている。
- 「ずっと取り残されてきた性教育、今こそ」 尾木ママが動いた理由
同団体では2021年に15~19歳の約1千人にアンケートを実施したところ、「学校での性教育が不十分」との回答は約3割にのぼった。性犯罪についての刑法改正や、文部科学省が性暴力防止を目指して始めた教育プログラム「生命(いのち)の安全教育」の実施などを受け、性的同意の重要性が強調されながらも、正しく十分に教えられているかの実態がわからないとの問題意識から、昨年12月に高校生1千人を対象にアンケートをとった。
性的同意について、「知らな…