モササウルスの全身骨格としては世界第1号となった標本。約11メートルの全身が、これほど良い状態で見つかるのは珍しい=2024年10月11日午前、名古屋市中区、溝脇正撮影

 名古屋市中区のソニーストア名古屋で11日、「恐竜ミュージアム―恐竜時代の海と陸の支配者たち―」の内覧会があった。会期は12~27日で入場無料。

 恐竜映画に登場して人気の高い、白亜紀後期に海の王者として君臨した肉食の巨大海生爬虫(はちゅう)類・モササウルスの全身骨格「ウォーカー」(全長11メートル、高さ4メートル)が、東海エリアで初お目見えした。ほかにも骨格標本13点を展示している。

 また、「白亜紀体験シアター」では、恐竜の体の構造から質感、動き方、当時の植生にいたるまで精巧に再現したフルCG映像(約3分間上映)のほか、目の前に実物があるかのように立体映像を裸眼で見られる3DCGモデルも2体分が展示され、最新テクノロジーで新しい恐竜体験ができる。

 ソニーの創造性と技術力を活用した新しいタイプの恐竜展として昨年初開催し、今回が2回目。恐竜世界のナビゲーターとして活躍している「恐竜くん」(田中真士氏)が企画と監修を務めている。(溝脇正)

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