秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの成年を祝う昼食会が10日、東京・元赤坂の明治記念館で開かれた。9月6日の成年式に伴う公的な行事。秋篠宮ご夫妻が主催し、石破茂首相ら三権の長や、悠仁さまが通う筑波大の永田恭介学長らが出席した。
昼食会は午前11時50分ごろから前席会場「若竹」の間で始まった。石破首相がお祝いの言葉を述べると、悠仁さまは笑顔で会釈。秋篠宮さまはあいさつで、悠仁さまはこの後、公的な場所への出席が増えてくるとして、「一つ一つを大切に考え、そして務めを果たしていってくれることを願っております。引き続き見守っていただければありがたく存じます」と述べた。
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その後、出席者は昼食会場の「金鶏」の間に移動し、額賀福志郎衆院議長の発声でシャンパンで乾杯。悠仁さまはノンアルコールの炭酸飲料を手に、笑顔で出席者からのお祝いに応えた。メニューに地震の被災地をはじめ、北海道や沖縄など国内各地の食材が採り入れられ、石川県のアマダイのポワレや宮城県の和牛フィレ肉のパイ包み焼きなどが振る舞われた。
お茶の水女子大付属小、中学校時代の悠仁さまを見守ってきた室伏きみ子・同大前学長は「頼もしく心優しい素敵な青年になられた」と目を細めた。「ぜひ一生の心のよりどころのような形で学問をお続けください」と伝えると、悠仁さまは「まだ入り口に立ったばかりなので色々学んで将来どういうことをやるか考えていきたい」と答えたという。
現在悠仁さまが通う筑波大の永田学長は学問に臨む心がまえなどについて伝えたという。また、姉の佳子さまが「大きくなって」と安心したような表情をしていたことも明かした。